なぜお酒を飲むと吐きたくなるのか?吐いた後やるべき4つの手順!

せっかく楽しく飲んでても突然吐き気が襲ってくることもありますよね。
単純に飲みすぎたという理由はわかるけど、実際体は大丈夫なのか?我慢してもいいのか?
など不安に思う人もいると思います。
今回は吐き気についての知っておくべくことや、具体的な対処法など、私Ms.ドリンの実体験
を元にお伝えします。

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お酒を飲むとなぜ吐きたくなるのか?

お酒を大量に飲んだ時に、発生するアセトアルデヒドという有害物質の濃度が自分の閾値を超えると吐き気を引き起こします。

この体のメカニズムは、これ以上お酒は受け付けられないよという体の危険信号でもあります。
出来ればこの体の危険信号が出る前に対処が必要ですね。

 飲み過ぎて吐く時の体のメカニズム


飲み過ぎて吐くまでには、一連のプロセスがあります!

これを知ることで、自分が吐く時に体の中でどんな事がおこっているのかが理解ができます。

飲んでる最中、又は飲んだ後に気分が悪くなる

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唾液の分泌が多くなる(自律神経反射がおこる)

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小腸から胃へ逆移動する(小腸にある吐しゃ物を胃にため込む)

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レッチングがおこる(何も出なくても吐こうとする動き)

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この時、吐しゃ物が腸に戻らないように胃の下部が閉じる。

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上部食道括約筋という食道の口側の部分が緩む。

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腹圧で胃から吐しゃ物を吐き出す

このように体の中では気分が悪くなった後から、一気に流れ作業が始まります。

 

なぜお酒を飲みすぎてしまうのか?


お酒を飲んで吐いてしまうのは、完全に飲み過ぎの状態です。
飲みすぎる原因として考えられることがあります。

 

ストレス

普段の仕事、友人、恋愛の悩みが積もりに積もって、気づかないうちにストレスがたまる場合があります。
そんな時気分を晴らしたい、嫌な現実から目をそらしたい、この先の不安を忘れたい・・・
そんな思いからついつい飲み過ぎてしまいます。

チャンポンをする

お酒をチャンポンすると悪酔いしやすいといわれますが、いろんな味を楽しむうちに、どのくらい飲んだのかがわかりにくくなり、ついつい飲み過ぎてしまいます。

上記の理由でも、やはり飲みすぎない為には自分の飲む適量を把握するのが一番早いです。自分の体がどのくらいアルコールを受け付けられるのかは、アルコール遺伝子検査でわかります。
最近では自宅で簡単に出来る検査キッドがあるので自分の飲める量を詳しく知る為に是非お試しください。↓

吐く時にやってはダメなこと!

我慢するのはダメ

飲みすぎて吐きたくなった時はとにかく吐きましょう。

たまにせっかく食べた物を出したくないという理由で我慢する人もいるようですが、

それは良くない行為です。

気持ち悪くなった時は、体がこれ以上お酒を受け付けられないという危険信号なので
すぐに吐きましょう!

しかし無理に吐くのは禁物です。

気持ち悪くて吐きたいけど吐けない時に、口の奥に指を入れて無理やり吐くのは

体にとっては良くない行為のようです。

”飲み過ぎて吐く時の体のメカニズム” でもお伝えしたように、吐く時には体の中で吐く
準備の作業が行われています。

まだ準備ができていないのに、無理やり吐いてしまうと、食道などの気管を傷つける
恐れがあるようなので、
吐きたくなるまで待ちましょう!

 

吐きたいけど吐けない時は?

方法としては2つあります。

⓵ 匂いが強いものを嗅ぐこと。
    例えば納豆、ドリアン、キムチなど食べ物、または匂いの強い香水など etc…

⓶ コップ 2~3杯の水をを飲むこと。
    (水を飲むことで、胃に刺激を与えて吐き気を促すことが可能)

気持ち悪くて吐きたい!!けど吐けない時は、試して見るのも一つの対応策です。

 

吐いた後楽になる4つの対処法!

うがい

吐いた後のお口の中の匂いでまた吐き気を誘うことがありますので、吐いた後落ち着いたら、
まずはうがいをしましょう!
ガムや飴をなめるのも良いと思います。

安静にする

しばらく安静にしましょう!
横になる時は右側を下にして横向きになり、全身の緊張をほぐす為に膝を深く曲げます。
意識的に腹式呼吸をしてリラックスしましょう。

 

水分補給

吐き気が治ったら、脱水症状にならないように水分補給をしましょう!
ポカリスエットやOS-1などのスポーツ飲料もオススメです。

 

食事

吐いた後は胃が疲れてる状態なので、食事は1~2時間は控えましょう!

人にもよりますが、吐いた後何時間たっても食欲が湧かない場合があります。
その時は無理して食べなくて大丈夫です。その分しっかり水分補給をしましょう。

食べ始めの食事は、冷たくて匂いの少ないものを選びましょう。
なるべく胃に負担のかからない食べ物がオススメです。

(例)ヨーグルト、アイスクリーム、冷静スープなど、、

筆者の経験上この状態の時は、そう麺を食べるのが一番落ち着きました。
体に刺激のない物であれば問題ないので、しっかり胃を休めた後は、
味の薄い体に優しい食べもので、少しづつ体を回復させていきましょう!

 

まとめ

飲みすぎで吐くのは辛いので、まずは飲みすぎないことが何より大切です。
しかし、それでも飲みすぎて吐きそうになってしまった時や吐いた後は、対処の方法次第で
体の回復は断然
早くなると思います。
飲みすぎて吐いてしまった時は是非実践して見てください!

 

 

 

 

参照

参考サイト:
サッポロホールディングス株式会社.『健康的な飲み方』
https://www.sapporoholdings.jp/csr/alcohol/health.html,(2020年10月22日閲覧)
朝日新聞デジタル.『飲み過ぎてしまうのはなぜか?』

https://www.asahi.com/articles/SDI201708151741.html,(2020年10月23日閲覧)
大鵬薬品.『吐き気ケアブック』
https://www.taiho.co.jp/kenko/hakike/down/,(2020年10月23日閲覧)

参考文献:
葉石かおり.『最高の飲み方』.日経BP,2019,P132-P136

 

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