お酒が強い人と弱い人の基準って?弱い人のお酒の飲み方はこれ

私お酒を飲むとなんか酔いやすいように感じるんですが、弱いってことなんですかね〜?

その可能性はありますね。体質によってお酒の強さは大体決まってるんですよ。

それってどうやってわかるんですか?

普段お酒を飲む時の状態や、簡単なセルフチェックでもできますね。

それやってみたいです!!

これから詳しく説明しますね。

 

よくお酒に強いとか弱いとか言いますが、実際どんな基準で決まるのかわからなかったりします。
今回は、そんな疑問を解消するために、お酒が弱い人に焦点を当てて、お酒の強い弱いを知る簡単なセルフチェック法や、予防法をわかりやすくまとめてみました。

 

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お酒に弱い人の特徴

いわゆる「お酒に酔う」状態になる一番の原因は”アセトアルデヒド”という物質なんです。
悪酔や二日酔いになるのはアセトアルデヒドが速やかに分解されないために起こる現象です。

体の中でこのアセトアルデヒドを分解できる能力がある体質かそうでないかで、
お酒が強いのか弱いのかが分かります。

典型的にお酒が弱い人は以下の特徴があるようです。

 

お酒を少し飲んだだけで酔う

お酒が強い人はアセトアルデヒドの分解スピードが早いので沢山飲めますし、酔うまで比較的に時間がかかります。
一方お酒が弱い人は、アセトアルデヒドがなかなか分解されないため、結果すぐに酔ってしまいます。

 

飲み始めるとすぐに吐く

まず、お酒を飲んで吐いてしまう人は基本お酒に弱い人です。

お酒を飲んで吐きたくなる現象は、もう体が”これ以上お酒は受け付けられないよ”という緊急信号なので、飲める限界を超えてる状態だと言えます。

自分が飲める量を把握して、それ以上は飲まないようにすることが重要になります。

飲むとすぐに顔が赤くなる

ほんの少量のお酒や、ビールをグラス一杯飲んですぐ顔が赤くなる人がいます。
その方達はさらに2種類いて、顔が赤くなっても飲める人と飲めない人がいます。

赤くなっても飲める人は”お酒がやや弱い”人で、飲めない人は”お酒が弱い人”と言えます。

どちらのタイプの人も基本的にアセトアルデヒドの分解能力が低いのでお酒は飲まないことをオススメします。
なので顔が赤くなっても飲める人は、それなりに健康にもリスクがあることを理解して、これからのお酒の付き合い方を判断するべきだと思います。

このタイプの方のより詳しい詳細や予防策はこちらをご覧ください↓

危険度100%!知らないとマズイお酒の失敗で及ぼす体の悪影響

2020.10.08

 

飲むと二日酔いになりやすい

飲むと次の日二日酔いになりやすい方は、お酒に弱い方だと言えます。
こちらもアセトアルデヒドの仕業で、体に残って悪さをして頭痛や吐き気などの症状がでます。

二日酔いの状態も個人差がありますがこのタイプの方は、お酒を飲む前後での予防策が必須になります。

 

日本人の約4割はお酒に弱い

お酒に酔うのは、アセトアルデヒドの分解が遅れることが原因だとお伝えしましたが、
そのアセトアルデヒドを分解させる酵素は、ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)と言います。そして日本人の約40%はこのALDH2の活性(低活性型と言います)が弱いので、お酒に弱い体質だと言われています。
この「低活性型」の人は日本人含むモンゴロイド系の人特有のもので、ヨーロッパやアフリカ系の人にはみられません。
なので日本人は世界の中でもお酒に弱い人が多いということがわかります。

 

男性より女性が弱い

女性は男性に比べてアルコールの代謝が比較的に遅いと言われております。

しかも女性ホルモンがアルコールの代謝を抑制することもあるので、男性よりも少量のアルコールでアルコール依存症や肝障害になってしまう危険性があります。

 

お酒が弱い人にオススメの飲み方

お酒を飲む前に胃に食べ物を入れる


空腹でお酒を飲むと、一気にアルコールが脳に吸収されて酔いが回るのも早くなってしまいます。
飲む前の食べものは出来ればタンパク質をとるようにしましょう!
オススメはチーズ、納豆、卵、鶏肉など必須アミノ酸のバランスがよい動物性タンパク質です。

タンパク質をとることで、有害なアセトアルデヒドがの量が増えにくい傾向あり、酔いにくくなります。

 

アルコールの量を意識して飲む


お酒でほろ酔い程度になるのは血中アルコール濃度が0.05%~0.1%ぐらいです。
この濃度を意識して飲む量を決めることで、酔いを防ぐことができます。

例えば、今日はアルコール5%以下のお酒を2杯までOK! とか
アルコール3%以下のお酒を3杯までOK! とかですね。

アルコール血中濃度はこちらで計算できます↓

アルコール血中濃度=飲酒量(ml)×アルコール度数(%)/ 体重 (kg)× 833
※日本医科大学とアサヒグループホールディングスとの共同研究のデータ参考

この計算はあくまで目安なので、その人の体質やその日の体調や、飲んだ後の経過時間にもよって変わります。参考までにご活用ください。

 

ゆっくり飲む

お酒を飲む時はゆっくり飲みましょう!

同じ量のアルコールを一気に飲む場合とゆっくり時間をかけて飲む場合はアルコールの量は同じでも酔う速度は全然変わってきます。

一気飲みでアルコールを大量に飲むと、胃と小腸から一気にアルコールが吸収されて代謝されてできたアセトアルデヒドの濃度が高くなります。

そうするとお酒の弱い方は特に“急性アルコール中毒”になる可能性が高くなってしまいます。

お酒を飲む時はくれぐれも一気飲みなどせず、ゆっくり時間をかけて飲むことを心がけましょう!

 

お酒を飲む時は水も飲む

二日酔い予防の鍵を握るのは何よりも水です。水をしっかり飲むことでお酒に酔いずらくなります。

アルコールは利尿作用が高く、飲めば飲むほど体外に排出しようとします。

しかしアルコールが代謝されてできたアセトアルデヒドは水分不足だと血中で濃度が高くなり、早く頭痛や吐き気に襲われてしまいます。

一番良い飲み方とすれば、お酒と同じ分量の水を交互に飲むのがオススメです。

最低でも飲んでる時に意識して水を飲むのと、飲む前と飲んだ後寝る前にコップ一杯の水は必ず飲みましょう。

 

お酒の強い弱いを知る方法

パッチテスト

自分の体はお酒に強いのか弱いのか?!
実は、家にあるものを使ってパッチテストで簡単に調べることができます。

やり方

1.消毒用アルコール(70%のエタノール)を2~3滴絆創膏に染み込ませる

2.その絆創膏を上腕の内側の皮膚の柔らかい部分に貼りつける。

3.7分後絆創膏をはがし皮膚の色を見る

4.さらに10分後皮膚を見る

 

結果

7分後に皮膚の色が赤くなった人
➡︎ お酒を飲めない体質

さらに10分後に皮膚が赤くなった人 ➡︎ お酒に弱い体質

どちらも変化がなかった人 ➡︎ 基本的には飲める人(飲み過ぎは問題)

となります。

アルコール感受性遺伝子検査

より詳しい自分のアルコール体質を知りたい場合はアルコール遺伝子検査をオススメします。

自分がどのくらい酔いやすくて、どのくらいお酒が残りやすいのか?

それは二つの遺伝子の組み合わせで生まれた時から決まってます。

お酒を飲む日の体調によって影響もありますが、遺伝子検査であなたの普段のお酒の飲み方を改善する手助けになるはずです。

病院で検査される方が確実性は高いですが、最近ではアルコール感受性遺伝子分析キットという検査キットで自宅で簡単に検査が出来るのでおすすめです↓

実際検査してみた結果と感想↓

【実体験】アルコール感受性遺伝子検査キットが意外に凄かった。

2020.10.23

 

まとめ

今回の内容で、お酒に強い人と弱い人の基準はほぼ体質が影響することがわかったと思います。

自分がお酒に強いのか弱いのかを知りたい場合はパッチテスト、自分がお酒に酔いやすいのか、残りやすいのかを知るには遺伝子検査をすることで、より的確な予防ができます。

お酒に弱い体質かもしれないと不安な方は、セルフチェックで自分のお酒体質を知るところから始めてみましょう!

 

 

 

参照

参考サイト:
SUNTRY『お酒に強い人・弱い人』
https://www.suntory.co.jp/arp/strength_weakness/,(2020年10月5日閲覧)
NHK 健康ch『赤くなる人はがんになりやすい?お酒に強い・弱いを決める遺伝子タイプ』
https://osakenoshippai.net/wp-admin/%C2%A0%20https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1137.html
,(2020年10月5日閲覧)
BARREL ,『お酒が弱い人と強い人の差はなにか。飲める人と飲めない人の基準』
https://www.barrel365.com/osake_yowai/,(2020年10月7日閲覧)                        

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